こんにちは、
「薬に頼らず体質改善」
ホッティー薬店、ホッティーです

尾崎豊の大ファンです

今回は「味噌の歴史　後編」ついて
お話ししていきたいと思います。

前編では、室町時代ぐらいから
庶民にも味噌汁が
広まっていきましたよ～
という所までいきましたので、
その続きです。

いよいよ時代は
応仁の乱を経て
戦国時代に入っていきます。

戦国武将が全国各地に現れて
いったい誰が天下を取るのか⁉

あちこちで戦が起こり
戦に明け暮れる時代がやってきました。

そこで大事になってくるのが
「食糧」なんですね。

歩いて敵陣まで行って
勝たないといけない
ただお腹が膨れればいいという
わけではありません。

きちんと体力をつけて
病気にならないようにという時に
味噌は、大・大・大活躍です！

お米と味噌
この組み合わせって
最強なんですよね。

栄養バランスが理想的！
お米で糖質（エネルギー）を摂って
味噌で大豆、つまりタンパク質が摂れる。

大豆の中にはちゃんと
脂質も入ってるので
この2つがそろえば
糖質・タンパク質・脂質の
３大栄養素がそろうんですね。

しかもどちらも保存がきくから
戦の時には欠かせない存在です。

あと、お米と味噌っていうのは
アミノ酸のバランスが
非常にいいんですよ。

それぞれに足りない必須アミノ酸を
お互いが補うということを
してくれるんですよね。

まさにベストコンビ！

戦国時代といえば
みなさんおなじみの
戦国武将が登場するわけですけど
面白いことに
戦国武将の活躍の裏には
味噌の存在があったんです。

あの武田信玄も
しっかり味噌のことを考えてました。

「陣立て味噌」というのがあって
非常に合理的な方法を
考えたんです。

普通味噌って
仕込んでから、半年とか
熟成期間を経て完成するもんなんですね。

でもこれ
「いちいち作ってから持っていくの
面倒くさくない？」ってなって
大豆と塩と麹を混ぜた
だんごを持って行って
最初は発酵してないけど
何か月か経つうちに熟成される
っていう「陣立て味噌」を
開発したんですよね。

これが、信州みその
元祖になったと言われています。

さらには「独眼竜」でおなじみの
伊達政宗がやったことがすごいんです！

何をやったかというと
日本初の味噌工場を
仙台城の近くに建てたんですね。

味噌を作る力が国の力だという
そんな時代だったんですよね。

そして伊達政宗が作ったこの味噌が
仙台味噌につながってます。

今も残る各地の味噌は
何百年も前の、戦国武将たちの
アイデアだったりもするんですよね。

さらに、誰もが知ってる
信長、秀吉、家康の3大英傑
そして、前田利家、本多忠勝
加藤清正、福島正則という超豪華メンバーたちの
共通点が面白いんですよ。

この人たちの共通点は何かというと
「豆味噌文化圏から出ている」
ということなんです。

味噌って、大きく分けると
米味噌、麦味噌、豆味噌って
3種類あるんですよ。

今の日本での主流は米味噌で
愛知県の三河地方で使われているのが
豆味噌なんですけど
さっきの戦国時代のスーパースターたちは
豆味噌文化圏から出ているんです。

これが偶然かどうかはわからないけど
偶然にしては凄すぎるメンバーじゃないですか？

豆味噌っていうのは
他の味噌より、タンパク質の量が
多いんですね。

もしかしたらの話ですけど
このスーパースターたちは
タンパク質をしっかり摂っていたから
こんなに活躍したかもしれない。

そして、豆味噌で有名なのが
八丁味噌なんですよね。
この八丁味噌を愛したのが
徳川家康なんです。

家康は江戸に来てからも
八丁味噌を取り寄せて
毎日食べていたという話が
残っています。

平均寿命が37,8歳の時代に
なんと75歳まで生きたんです。

とても健康に気を使っていて
味噌汁にもこだわって
葉野菜5種、根菜3種入れて
食べていたらしいです。
超具だくさんですよね。

家康の長寿の秘密は
味噌汁なんじゃないかっていう
話があるわけなんですよね。